Naive Flora Tattoo
ジャーナル

チョークパステル風タトゥー · 「叫び」を額縁ごと小さく

黄色いキャラクターとオレンジの空を額縁に収めた、チョークパステル風のタトゥー

この作品は、すでに完成したかたちで届きました。頭痛もちで知られる黄色いキャラクターを、両手で頭を抱えるムンクの 「叫び」 のポーズにして、背景にはうねる空、それをチョークパステルの質感で描いてほしい、というご依頼です。🖼️

こういうご依頼が大好きです。三つのものが重なっているからです。誰かが愛しているキャラクター、世界中が知っている絵画、そしてタトゥーとは無縁の画材。

お客さまが持ち込んだアイデア

この組み合わせが成立するのは、そのキャラクターがもともとあの表情をしているからです。二つを無理につなげたのではなく、両者が同じことを言っている一点を見つけた、という感覚に近いです。

切手ほどの大きさの額縁の絵のタトゥー、二の腕

仕上がりは切手ほどの大きさで、二の腕に収まっています。大きなイラストではなく、肌に掛けられた一枚の絵として読める寸法です。

針を入れる前に三枚のラフ

針を入れる前に何枚かラフを描きました。二枚は線だけ。色の助けなしで構図が成立するかを見るためです。もう一枚は着色して、空とキャラクターがぶつからないかを確かめました。

オレンジのテーブルに置かれた三枚のラフ、二枚は線画、一枚は着色済み

その過程で空の線をかなり減らし、目を大きくし、額縁の装飾を簡略化しました。実寸に落とすと、紙の上では美しかった細部がそのまま汚れになってしまうからです。

チョークの質感を肌の上でどう出すか

チョークやパステルには独特のふるまいがあります。輪郭が硬くならず、色に粒がのこり、下地を完全には隠しません。その空気を出すために、あえて塗り残しをつくり、なめらかにぼかさずに肌を透けさせています。

知っておいていただきたいのは、この作風が線ではなく質感で成り立っている点です。だから寸法がふだん以上に効いてきます。小さくしすぎると、粒はただのにじみに見えてしまいます。これが現実的にいちばん小さいところです。

この小ささの絵に額縁が必要な理由

額縁は静かな主役です。なければ目は「キャラクターの絵」と読みます。やわらかい波形の枠がつくと、脳は「掛けられた絵画」に切り替えます。さらに額縁は輪郭の役目も果たすので、図柄が肌に溶けて散っていきません。

施術中のタトゥールーム

自分のアイデアがある方へ

すでに固まったアイデアでも、半分だけのアイデアを一緒に育てるかたちでも歓迎です。@naive.flora.tattoo までDMをください。先に フラッシュデザイン一覧 をご覧いただいてもかまいません。スタジオはチャトゥチャック区セーナーニコム、パホンヨーティン32/1、毎日10:00から20:00まで、1,500バーツから。今回もありがとうございました。🌀

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