Naive Flora Tattoo
ジャーナル

短いことばのタトゥー · 自分の文句を自分で証明した、はじめての一枚

二の腕に彫られたタイプライター書体の文字 no pain no gain, no rain no flower

今日は小さな仕事のお話です。二の腕にタイプライター書体で二行。no pain no gain, no rain no flower。しかもお客さまにとって人生はじめてのタトゥーでした。

いちばん素敵だったのは、この文が肌の治る前に自分を証明してしまったこと。終わった直後の感想は「思ったより痛くなかった」。no painもno rainも、その言葉を背負う腕の上で実地試験に合格したわけです。🌧️🌷

短いことばが最初の一枚に向く理由

短い一文は、最初の一枚としていちばんよくおすすめする形のひとつです。理由はシンプル。第一に、それはたいてい何年も頭の中で唱えてきた文章で、決心のリハーサルはとっくに済んでいます。第二に、作品が小さく時間も短いので、針との顔合わせが軽く済みます。第三に、黒一色の文字は肌の上でいちばん歳月に強いスタイルのひとつです。

赤いテーブルに置かれた、引用句が印刷された紙のカード

うちの文字仕事は紙から始まります。選んだフォントで実寸に印刷し、小さなカードに切って、まず体に当てる。位置をずらし、大きさを試し、すべてがぴったり収まってから針が動きます。カードは道具であると同時に、記念品にもなります。

フォントは文章の声

フォントは思っている以上に大事です。文章の声そのものだから。この作品のようなタイプライター書体は日記のように率直に響きます。手書き文字は温かく親密に。セリフ体は本のページのようにクラシックに。字間とリズムは毎回こちらで整えます。文字タトゥーの記事 に書いた原則と同じです。

痛いのか · 初体験ほやほやの人の答え

お客さまの腕に文字を丁寧に彫っているアーティスト

最初の一枚の永遠の質問。どれくらい痛いのか。この仕事からの率直な答えはこうです。このサイズの文字なら二十分から三十分ほど。感覚は歯を食いしばる痛みというより引っかき傷に近く、二の腕は体の中でもいちばん穏やかな場所のひとつ。初体験ほやほやのお客さま本人が「思ったほど痛くなかった」と証言してくれました。

痛みの話を詳しく知りたい方は タトゥーは痛いのか、痛みの真実 へ。最初の一枚の準備なら 初めてのタトゥーガイド に知っておくべきことをまとめてあります。

文字サイズは未来の自分にやさしく

いつも必ず言い張るアドバイスがひとつ。文字を極小サイズに注文して、自分の文字にいじわるをしないでください。文字には呼吸する空間が必要です。肌の線は年月とともに少しだけ広がるからです。この作品のサイズなら、十年後もはっきり読めます。これだけ大切に選んだ一文は、堂々と読める大きさで生きるべきです。

最初の一枚をまだ迷っているなら

最初の一枚をまだ迷っているなら、急ぐ必要はまったくありません。フォントから痛みまで、何でも先に聞いてください。@naive.flora.tattoo へどうぞ。フラッシュカタログ を眺めるうちに、正しい文章より先に正しい絵柄と出会うかもしれません。

スタジオはチャトゥチャック区セーナーニコム、パホンヨーティン32/1。毎日10:00から20:00、1,500バーツから。はじめての一枚を任せてくれてありがとうございました。雨のあとには、いつも花が咲きますように。🌷

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